離婚の相談

高校時代からの友人が20歳で結婚しました。

僕よりも早く家庭を持つことを決めた友人を尊敬もしていましたし、実際に幸せになっている姿を見て、僕も結婚を決めたようなものでした。

お互い社会人になり、別々の地方で働いていたのですが、5年ぶりに地元で会うことになりました。

飲んでいる時は親友同士、昔と同じように馬鹿な話もしていました。でも、もう一度飲み直すためにバーに行ったとき、友人から意外なことを相談されました。

妻とうまくいっていないらしいのです。誰にも相談できず、僕に連絡してきたのも実はその事を相談したいからだったと打ち明けられました。

離婚を考えている理由は妻の不倫だそうです。それに気付いたのは3ヶ月ほど前。

仕事を優先しすぎて家庭を放ったらかしにしていたことが、妻の不倫を招いたのだと後悔したそうです。

子供に恵まれなかったこともあり、彼の妻はパートや教室などで気を紛らわしていたそうですが、家族がいない場所で独りで暮らすことに耐えられなかったのかもしれないと話していました。

「もうやり直すことは無理なのか?」と聞くと「不倫をしているのを俺が責めて問いただすような真似は出来ないだろう」と。

ただ一通りの話を聴き終わったとき、友人が妻を思う気持ちは変わっていない事を感じました。

「申し訳なくて聞けないのなら、妻に不倫をさせるような事をさせたお前が謝ればいいじゃないか」そうきっぱり友人に言いました。

友人はその後、妻に不倫を知っていることを話し、でも離婚するつもりは無いと伝えました。妻は寂しさから不倫をしたと告白し、それでも友人を攻めたそうです。もう彼の妻は、夫である友人から心が離れており、関係修復は無理ときっぱり言われたそうです。

友人は異動願いを出して地元に帰り、妻とは一緒に暮らすようになりましたが、妻は友人から心は離れたまま関係を修復することはついに出来ませんでした。結局1年後に離婚することになりました。

妻が不倫していたこともあり、友人は裁判で争うことはもうしなかったそうです。

慰謝料ももらわず払わず、妻は今の家から出て行くことになったそうです。

私も今は単身赴任なので他人事ではありません。